HPのエラーメッセージ作成




WARNING!!

 このページで紹介する改造を実行するには多少FTPの知識が必要となります。
FTPについてから解説すると非常に長くなるので,FTPについては他のサイトに譲ります。
なお,ボルはFTPソフトとしてRootFTPを推奨いたします。
 
 
 また,サーバーによってはこの改造を実行しても無効になるところもあります。
その際は当方も手の打ちようが御座いませんのでご容赦下さい。
(無効とは言っても何か支障が出るわけではありません。)
 
 
 以上のことに同意の上,この先にお進み下さい。 m(_ _)m



HPのエラーメッセージ作成

 ホームページを閲覧していて,「404 File Not Found」とか「500 Internal Server Error」とかいうページが表示されたことはないでしょうか?ほとんどのサーバーではユーザーが要求したアドレスが何らかの理由で見ることが出来ない場合に自動的にサーバーがエラーメッセージを返すようになっております。たとえばGeocitiesではこんな感じのエラーメッセージが出ますし,Tripodでもこんな感じのエラーメッセージが表示されます。で,このメッセージですが,見る側にとっちゃ面白くもなんともないし,むしろ腹立ってきたりするわけで。(苦笑)そんなわけで今回のお題はそのエラーメッセージを自分で作ってしまおうというわけで。



エラーメッセージ四方山話

 ひとつ誤解がないように言っておきますが,○○○.htmlというページの中身を一つ一つ
「ただいま工事中」とか書くわけではありません。
サーバー内のどこのページであっても,存在しない・もしくは表示できない場合に自動的に
表示されるエラーメッセージです。
故に,エラーメッセージのページは4種類作成するだけでよいのです。

 とは言っても一体何のことかわからないですよね。(^^;;;
サーバー側が表示するエラーには4種類あります。
それが404,403,401,500なんですが,一つ一つその違いを説明します。

 ★404エラー
  通常(File)Not Foundと表示される最もお目にかかる比率の高いエラーメッセージ。
  その名の通り要求したアドレスが存在しない場合に表示されます。
  管理人がそのページをまだ作っていないか,削除したか,アドレスが間違っているか
  大体そのいずれかです。

 ★403エラー
  通常Forbiddenと表示されるエラーメッセージ。
  読んで字のごとく閲覧が禁止されている場合に表示されます。
  サーバー側もしくは管理人によるによるアクセス禁止設定が原因。
  特にフリーウェブでこのエラーが表示された場合はそのアカウントが使用停止になっている可能性大。

 ★401エラー
  通常Unauthorizedと表示されるエラーメッセージ。
  サーバーサイドで要求されたユーザー名及びパスワードを間違って入力した際に表示されます。
  正しいユーザー名及びパスワードを入力する以外解決方法はありません。

 ★500エラー
  通常Internal Server Errorと表示されるエラーメッセージ。
  CGIスクリプトのパーミッションか中のプログラムに設定ミスがある場合に表示されます。
  中にはCGIスクリプトによっては自分のサーバーで使えない場合もあるので,
  その場合にも同様のエラーメッセージが出ます。
  管理人以外の人が目にすることは少ないかもしれません。



エラーメッセージの作成

 当然ながらエラーメッセージは通常のページ同様HTMLで書かなければなりません。
HPを作ってる皆さんなら敢えてここでHTMLについて語る必要はないと思いますので,
ここでは詳しい説明は割愛します。
今回作成しなければならないエラーメッセージは前述の通り4個です。
404.html,403.html,401.html,500.html この4つを作成してください。
ちなみにボルの作ったエラーメッセージは  404   403   401   500  となっております。

 言葉を関西弁に換えてみるとか,デザインを変えてみたりと
ユニークなエラーメッセージを考えてみてはいかがでしょう?



サーバーサイドの設定変更

 ここまでは下準備みたいな物で。ここまでやってもサーバー側の設定を間違えたりすると
この改造は絶対に成功しません。(^^;  ここからが一番重要です。

 自作のエラーメッセージを表示させるには,サーバーのルートディレクトリ(トップページを置いているフォルダ)に
「.htaccess」という実行指定ファイルを置く必要があります。
 ここ からダウンロードしてそのまま使って下さい。

そこで,このファイルと先ほどのステップで作成した 404.html,403.html,401.html,500.html の4ファイルを一緒に
ルートディレクトリにアップしてください。
これで作業は完了です。
もしこれでエラーメッセージがようであれば,何かしら設定が間違っているか,
サーバーがこの改造に対応していないかのどちらかです。



付け足し

 補足ですが,エラーメッセージに画像を使用する際,通常ならばファイルまでの相対アドレス
(「graphic」というフォルダに画像を置いている場合 「/graphic/graphic01.jpg」といった感じ)
で指定すると思いますが,この改造の場合はその絶対アドレス
(http://www.xxxx.co.jp/graphic/graphic01.jp などという感じ)を御指定下さい。
さもないと画像が上手く表示されません。


 また,参考までに「.htaccess」の中身を公開いたします。

ErrorDocument 404 /404.html
ErrorDocument 403 /403.html
ErrorDocument 401 /401.html
ErrorDocument 500 /500.html
<Files .htaccess>
order deny,allow
deny from all
</Files>

 ある程度ディレクトリについて理解してる人ならば,ルートディレクトリ以外のディレクトリに
エラーメッセージを置くことも可能です。
その際は「.htaccess」の中身を書き換えることをお忘れなく。

 更に言えば,必ずしも404.html,403.html,401.html,500.htmlと言うファイル名にする必要はありません。
要は,「.htaccess」で各エラーごとに何というファイル名を指定したかにかかっているわけですから。
ほんのちょっと知識があればこれも簡単に変えることが出来ますね。



  RootFTP

 冒頭で書きましたが,この改造をするためにはFTPが必要となりますが,そのためのソフトとしてお勧めなのがこれ。
フリーのFTPソフトであるにもかかわらず,シェアウェアのNEXT FTPなどと同等の機能を有しております。
Windowsライクな操作性で,他FTPソフトを使用していた人でも乗り換えやすいように,
乗り換えの際の設定や,他FTPと似たフォルムを実現する方法等も解説されております。
そしてこのFTPソフトの一番の魅力は「ミラーリング機能」です。
サーバーとローカルのファイルを比較して,新しいファイルを転送,余分なファイルを削除する予約を発行します。

ちなみに ここ でゲットできます。